PEOPLE
わたしたちの「いま」と「これから」。
駿河会での「仕事」
三女の出産にあたり、産休・育休を1年取得する前は、人財育成課の仕事をしていました。復職後、「晃の園」のケアマネジャーからスタートし、1年半後に再び人財育成に関わる仕事に戻り、現在に至ります。
人財育成課とは、その名の通り「人」を「財産」として「育成」していくための課になります。外部の研修、スタッフの育成管理、また新しい人財の獲得につながる活動や効果的なシステムの構築をしています。また、その財産である人が安心して働き続けることができ、「あなた」が大切にされていると思える組織づくりの一端を担っています。
駿河会が「あなた」にできること
「あなた」に合った育成環境を整えています。
「知識はないけれど興味がある」といった介護・福祉を専門に学んでいない方も、安心してこの道に進んでいただけるよう、丁寧な研修を行っています。その後、一人につき一人の先輩を教育担当として必ずつけ、実際の現場で働きはじめていただいています。
介護・福祉の勉強をしてきた方もそうでない方も、現場に立つと最初は不安や疑問が生まれると思います。そんなとき、立場の上下関係なく、同じ「晃の園」で働く誰かに相談できる、風通しの良いチーム体制も整えています。
「仕事」のやりがい
駿河会は、「『あなた』の手で100年先の未来を創る」と掲げているように、先見の明を持ちいち早く様々な取り組みをしてきた、介護・福祉業界のパイオニアです。移り変わる時代にマッチする魅力を、入居者様だけではなく、人財にも展開しています。
これは私の例ですが、復職するまでの間、定期的に生活や体調、子どもたちの成長などについて上司にお話をし、最後の面談で復職後の働き方について提示をいただきました。正直なところ、子育てと両立していけるのかという不安がありましたが、配慮していただいた上での時短勤務や仕事内容だったので、安心して仕事に復帰できました。面談を通して、その時の私の心情や体調に合った働き方を考えてくれたのだと思います。
今は「個」を大切にする時代だと感じています。一人ひとりに合った場所や働き方の提示、不安をすくい上げて安心に変えその人の力になることが組織として必要だと考えます。
人財育成の仕事は人に深く関わることができる、とてもやりがいがある仕事だと思っています。
これからの「駿河会」
駿河会の主な活動は高齢者福祉ですが、地域との繋がりをより深くするための活動もしています。
「はとりきっずぴあ」では子どもの居場所づくりの一環として様々な活動をしています。また、昨今のコロナ禍での活動としては、ひとり親のご家庭へ、食料品の配布を他団体に協力して行っています。
「福ロウはやぶさ隊」は、地域住民でつくられた移動支援の団体で、運営の助言や活動のサポートをしています。交通手段がない高齢者の方に向けて、買い物の移動支援をしているので、移動が不便な中山間地域の方にとっては重宝されています。
こうした活動を通じて、未来を担う子どもたちが「福祉」に意味を見出し、希望を持って前にすすめるように、そして年齢を問わずこの地域に根ざした福祉活動が継続していけるよう、これからも活動していきたいと考えています。
ありのままの自分でいられる事だと考えています。
仕事をしている自分も、家にいるときの自分も「わたし」であり、両方揃って今の「わたし」が形成されているので、それがありのままの私であると思います。
ありのままでいるために大切にしているのは、無理をしないこと。多少の無理は自分に喝を入れるために必要なときもありますが、無理をしすぎると体調を崩したり、自分の核である部分(私の場合は人間力)が守れなくなってしまいます。頼れるときは人に頼り、相談をし、無理をしすぎないようバランスをとるようにしています。駿河会には、安心して誰かに頼ったり、相談できる環境があるので、ありのままの「わたし」でいることができると思います。
2002年4月〜社会福祉法人駿河会に入職。介護主任、施設ケアマネジャー、人材育成課として勤務。 三人の子を持ち、それぞれの出産にあたり1年の育休を経て復職。
1時間単位で子供のために使える休暇制度(※)を活用し三人の子育てをしながら、「駿河会」の柱となる「人財」も育てています。
※子の看護休暇制度 1人につき5日分(上限:2人以上の場合においては10日)を限度として1時間単位で取得できる休暇制度。
長女に「なんでママは駿河会で働いているの?」と聞かれ、「すごくいいところだからだよ」と答えたら、「私も将来駿河会で働こうかな」と言うんです。理由を聞いてみたら「お金がもらえるのもそうだけど、おじいちゃんおばあちゃんに『楽しかったな』って思える人生を過ごしてもらいたいじゃない?」と。夫も福祉の仕事をしていて、家でお互いの考えを話したりと、人より福祉が身近にあるからかもしれませんが、そういう温かい気持ちを持っている事にとても嬉しくなりました。
地域に根ざした活動を通じて、福祉に関心を持つお子さんが増えるといいなと思っています。
インタビュー日 2022年1月