社会福祉法人 駿河会 リクルート2021

社会福祉法人 駿河会 リクルート2022

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駿河会に入職を決めた理由

高校の時、漠然と「誰かのためになる仕事がしたいな」と思っていました。
進路を決める頃、社会福祉協議会の方が「社会福祉士は、すべての人の幸せを考える仕事です」と話すのを聞き、なんて素敵なんだろうと感銘を覚えました。私の希望の仕事だ、と思えて、大学は社会福祉士の資格が取れる学校に進学しました。
プラスアルファで介護の勉強をしているうちに介護が楽しくなり、就職は介護にしようと決めて、地元静岡で就職先を探しました。山梨にいたので、主にはマイナビやリクルートサイトなどで調べて、気になったところへ見学に行きました。
その中に駿河会があり、直感的に「ここがいい」と思いました。すれ違うスタッフの気持ちの良い温かな挨拶の声、各ユニットからするごはんやお味噌汁の香り。施設というよりお家という印象で、親しみすら覚えました。
体験せず入職しましたが、直感は正しかったと思っています。

いまの仕事

ユニット(※「ユニットケア」について)で働いています。
基本的には、入居者の方の生活の手助けになります。お一人おひとりによって、どこまで手助けするか、どこまで見守るか等対応が違うので、皆さまの生活リズムや好みなどの個性を把握しておかなければなりません。最初の頃は覚えることが沢山で本当に必死でした。1年たったあたりから、段々と臨機応変な対応が出来るようになったかな、と思います。
晃の園は、「ユニットケア」の実地研修施設なので、年間を通して多くの方が研修や見学に訪れます。スタッフの中で「これでよし」と満足するのではなく、第三者の目が常にあるので、ケアの質の向上を常に意識しています。
こうしたスタッフ全員の意識の高さも、私が見学した時に感じた「ここがいい」に繋がっているのだろうと感じています。

あなたにとって介護とは

個人それぞれのペースで過ごせる環境を作ることだと思います。例えば、起きる時間や寝る時間は人によって様々ですよね。施設に入ったから、といって、そうした日常の習慣をがらりと変えることはとても負担だと思うんです。
全てそのままに、というのは難しいでしょうけれど、可能な限り個人のリズムで過ごして頂けるよう心がけています。
あと、沢山お話をすること。「さあ話しましょう」と場を設けてするお話ではなく、お風呂に入っているときやお味噌汁を作っているときなど、生活の中で自然にはじまるお話が大切だと思っています。家族って、そんな感じでお話がはじまりませんか?
晃の園は「施設」ではなく「お家」で、私たちは生活を一緒にする、「家族」でありたいと思っています。

これからの「わたし」

今、改めて社会福祉士・相談員の仕事に興味を持っています。大学時代に資格は取ったのですが、その時は今一つどんなことをするのか、どんな役にたてるのかが掴めずにいました。駿河会で働く中で相談員の仕事を実際に見るうちに、研修を受けて勉強したいと思いはじめました。
社会福祉士の仕事は多岐にわたりますが、駿河会では、入居者様とご家族をつなぐ「連絡」や「相談受付」の他に、地域の困りごとを解決する地域サポートの仕事等があります。
まずは、研修を受けて相談員の仕事に触れ、スキルアップを目指しながら自分に出来ることを見つけていきたいです。

2019年4月 山梨県立大学 人間福祉学部 福祉コミュニティ学科卒業後、介護職員として社会福祉法人駿河会に入職。
特別養護老人ホーム晃の園にて、介護職員として勤務。
好きなものはお風呂。現在は新型コロナ感染症の感染予防のため、移動を自粛中。コロナ禍が明けたら、お気に入りの岩盤浴を楽しみたい。

初めて配属されたユニットで、寝たきりの入居者様がいらっしゃいました。
意思疎通がなかなか難しい方だったのですが、朝の挨拶のお返事や、話に肩を震わせて笑われることがあると先輩職員に教えて頂いたので、出勤したら必ず声を掛けていました。しかし、目は合うけれどお返事などの反応がない事も多く、笑った姿はなかなか見ることがありませんでした。
ある日、いつも通り食事介助をさせて頂こうとした時に、目脂が付いていることに気づき、声を掛けて拭いました。するとはっきりした口調で「ありがとう」と言って下さったのです。
とてもうれしく思ったのですが、それと同時に、きっとこの方は、普段から心の中で挨拶を返しているし、ありがとう、もっとこうしてほしい、といった感情を抱いているのだと思いました。
その日は状態が良く、ありがとうと言葉にして私に伝えることが出来たんだと思います。発せられる言葉だけで判断するのではなく、目線や表情などから読み取ってあげることが大切だと気付くことが出来ました。
それからは、今までよりもより一層コミュニケーションを取るように心掛けると、だんだんと挨拶や私の話に笑って下さることも増えていきました。こうした、人の内にある機微に細かに気づき対応していくことで、心の距離が近くなると感じています。

インタビュー日 2021年1月