社会福祉法人 駿河会 リクルート2021

社会福祉法人 駿河会 リクルート2020

INTERVIEW

静岡県立大学 短期大学部 社会福祉学科卒
特別養護老人ホーム晃の園 2015年4月~

駿河会に入職を決めた
理由を教えてください。

「発展途上国を救おう」という内容のテレビ番組がありますよね。小さい時それがとても好きで、小学生になった頃には、将来そういう国へ行って人のためになるんだと両親に宣言していたそうです。そんな想いが自分のルーツにあるからだと思います。将来を考えた時、海外とまで言わなくても身近な人のためになりたいと思い、介護の仕事を選びました。
大学2年の夏、就職先を探すにあたり、見学で晃の園を訪れました。その時、一歩中に入った瞬間、人が生活している「家」と思えたのがとても印象的で、「ここで働きたい」と直感的に思いました。
介護をする「施設」よりも、「家」で生活を続ける人のためになりたいと思い、入職を決めました。

あなたにとって「介護」とは
どんなお仕事ですか。

入居者様がそれまで送られてきた「暮らし」を、そのまま続けていただくためのサポートをし、その質を保つことだと思っています。
例えば、日常で使うお茶碗を、職員が扱いやすいプラスチックに変えたとします。しかし、プラスチックのお茶碗はご家庭ではあまり使いませんよね。そうした今までの生活と離れたものを、こちらの都合で使用することは、暮らしの質を落とすことに繋がります。ですから、出来る限り良いものを使用します。
些細な事のように感じるかもしれませんが、「お茶碗ひとつ」と思わず、こうした事にも意識をきちんと持って、質を保った「暮らし」を続けて頂けるようサポートをしていきたいと思っています。

いま、
どんなお仕事をしていますか。

晃の園では、少人数で「ユニット」を作りケアをする、「ユニットケア」というシステムを採用しています。私は今、その中の1つのユニットでリーダーをしています。
メインである介護の他に、必要な物のチェックやメンバーのコンディションなど、ユニット全体の運営・管理に目を向けるのがリーダーの仕事です。
最初は自信が持てず、肩書に自分がしっくりこない時期もありました。でも上司や他のユニットのリーダーが、様々な助言をしてくださり、いまでは段々と自信を持って全体を見れるようになってきました。
もう一つの仕事は、後輩の育成です。その人に合わせた育成方法を考え模索することが、自分の行動ややり方を考えなおすきっかけになっています。人を育てるということは自分の成長にも繋がるんですね。初めての経験ですが、発見が多くとてもやりがいを感じています。

これから、
どんな自分になりたいですか。

介護福祉士として働いて来年で丸6年になります。ステップアップとして、ケアマネジャーの資格にチャレンジしたいと思っています。
私の祖母は離れて暮らしているので、なかなか様子を見に行くことはできません。心配な時、担当のケアマネジャーさんが様子を報告してくれると、本当にほっとするんです。祖母が暮らしていくために、ケアマネジャーさんがいろいろと手配をしてくれ、様子を見てくれる。困っている人はもとより、家族も助けてくれるヒーローのように思え、その姿勢に憧れています。
これから先、結婚や出産などのライフイベントもあるでしょう。将来もこの仕事を続け、やりがいをもっと感じるため、そしてどんな時でも誰かを助けられるよう、自分で出来ることを増やしたいと考えています。

駿河会の
好きなところを教えてください

入職する前は、「どうやって聞いたらいいんだろう」「いつ聞いたらいいんだろう」と不安になるだろうな、と思っていました。
いざ入職してみると、駿河会では月に1度先輩と「個人面談」という名の「フリートーク」の場が設けられていて、そこで何でも聞くことが出来たました。そして、こちらが不安を感じていると必ず誰かが声をかけてくれ、結果あまり不安を感じませんでした。話しにくいと感じる前に話す機会をどんどん与えてもらった、といった感じです。知らぬ間に、何でも話せるようになっていました。
今は私も後輩に教える立場になりましたが、その流れが今もあるので、リーダーになった今でも、先輩や上司にわからないことがあるとすぐ聞きます。私が行き詰っていると、必ず誰かが声を掛けてくれ、相談ができます。
こうした、話しやすく相談しやすい環境が、駿河会の好きなところです。

1年目の夏、初めて看取った方がいました。好き嫌いが強い方で、新人の私にはそのこだわりが理解できず、コミュニケーションに苦慮していましたが、暮らしていく中で打ち解けて話をしてくれるようになりました。
亡くなる少し前に、先輩から「看取り介護」がはじまると告げられました。何をしたら良いのかわからず先輩に聞くと「気持ちを作ることだよ」と教えてもらいましたが、その時の私にはピンときませんでした。
亡くなる日、身体の痛みを訴えられ、娘さんを呼んでほしいと強く希望されました。看護師と相談し、ご家族に来ていただくことになりました。ご家族が到着される前に、下手な介助ばかりで申し訳ありませんでした、そしていつも楽しいお話をありがとうございましたと伝えると、「ありがとね」と一言おっしゃってくださいました。
夕方になり、段々と口数も減り、様子が明らかに変わってきた頃、看護師に呼ばれてお部屋に向かうと、そこには入りきらないほど沢山の職員が集まっていました。職員とご家族がその方の話題で談笑する和やかな空気の中、その方は息を引き取られました。
このことがあるまで、正直なところあまり「最期」というものに実感がありませんでしたが、誰にでも最期があることを現実として考えるようになりました。
必ずきてしまうその日まで、私が出来ることを沢山しよう、1日でも多く笑ってもらって、日常を大切にしようと強く思いました。先輩の言っていた「気持ちをつくる」とは、その方らしい生き方のサポートを、最期のその瞬間まで続ける気持ちを持つことなのではないかと思っています。一緒に暮らしているから私たちだからこそできる、特別なケアなのではないでしょうか。

インタビュー日 2019年12月

ひとりで悩まず皆で考える。
皆で解決に向かう姿勢が好きです。

2018年4月常葉大学教育学部卒業後、介護職員として社会福祉法人駿河会に入職。特別養護老人ホーム晃の園にて勤務。
あっという間の1年を過ごし、日々「いいな」と感じられる事を大切にしながら、介護についてもっと知ろうと勉強中。

法学部から、介護・福祉の現場へ。
「話すこと」の大切さを実感。

2018年4月静岡大学 人文社会学部 法学科卒業後、介護職員として社会福祉法人駿河会に入職。特別養護老人ホーム晃の園にてユニットリーダーとして勤務。
趣味はクロスバイク。100㎞ママチャリで走ったことも。海沿いを通って浜松まで走破するのが今の目標。

子供の頃の「夢」が駿河会で現実に。
私の「未来」がここにあります。

2015年4月静岡県立大学短期大学部 社会福祉学科卒業後、介護職員として社会福祉法人駿河会に入職。特別養護老人ホーム晃の園にてユニットリーダーとして勤務。
「人を助けたい」という子供の頃の夢を晃の園にて叶えた。BUMP OF CHICKENのライブが大好き。

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