社会福祉法人 駿河会 リクルート2021

社会福祉法人 駿河会 リクルート2020

INTERVIEW

常葉大学 教育学部卒
特別養護老人ホーム晃の園 2018年4月〜

1年を振り返ってみて
どうですか。

あっという間の1年でした。
私は養成校出身ではありませんでしたから、とにかく覚える、そして実行する、を繰り返して知識と出来ることを増やし、「介護」という仕事が出来るようになりたいと突っ走っていた印象があります。
今は、ただ介護をするだけではなく、それらのケアひとつひとつに対し、なぜこれをする必要があり、どのような効果に繋がるのか等の、介護の根本にある理由が知りたいと思うようになりました。
全てのケアには意味があるのですから、もっと詳しく知りたいと考えています。

1年目と比べて成長したと
感じることはなんですか

1年目は、入居者さまが「こうしたい」とおっしゃったら、そのご希望にこたえたい、こたえなければと思い込んでしまうことばかりでした。
例えば、認知症の症状で興奮された方がいたとして、当時の私は必要以上にそばに行き、関わろうとしていました。
人にもよりますが、それが余計に入居者さまの気持ちを煽り、さらに興奮される結果になってしまうことがあります。逆に、寄り添うことで落ち着かれる場合もあります。
私がただ「どうにかしなければ」と思うことは、自分都合からの考えであり、その方のお気持ちを鑑みていないのだと反省をしました。誰しも、自分の気持ちを考えていない人間に、土足で心の中に踏み込まれるようなことをされたら、不快な気持ちになります。
そこに気づいてから、その方がどうしたいか、一番重要なその点をきちんと尊重したうえで、その方らしくあれるように見守るよう、日々心掛けています。

駿河会に入職して1年。
何か変わったことはありますか。

1年目のインタビューで「駿河会に入職した理由は、『なんかいいな』と感じたから」と答えました。その時感じた「なんかいいな」が増えています。
今勤務しているユニットは、歌が好きな入居者さまがたくさんいらっしゃるので、食堂では常に音楽が流れています。最初は知らない歌ばかりでした。
「憧れのハワイ航路」「花売り娘」「長崎のザボン売り」。どれも最近の曲とは違い、歌詞がポップで純粋な感じを受け、聞いていると情景が脳裏に浮かびます。「風が気持ちいい」「ごはんがおいしい」くらいに当たり前の事を歌っているのかもしれません。でも、そんな日常で感じる普通の気持ちやその時の風景がストレートに伝わってきて、「なんかいいな」と感じるのです。そしてそんな歌を皆で歌う。普通の気持ちで普通の日常を過ごす。そんな日常を変わりなく穏やかに生きていくことができる環境に今自分自身がいれることも、「いいな」と思っています。
感じる「いいな」が増えていく事が、以前と比べて変わった事というならば、変わっているのかもしれませんね。

これからの
目標を教えてください。

2年目に入り、介護の仕事のほかに、ご家族への対応や、書類の仕事が増えてきました。
ご家族は勿論私より年上の方ばかりですから、入居者さまの日頃の状態をお伝えしたり、ご病気についてお話をしたりするときはどうしても緊張してしまいます。信頼していただけるよう、もっときちんとお話できるようになりたいと思っています。
書類仕事は、今まであまりしてこなかった分、わからないことで一杯です。先輩に聞かなければわからないこともありますが、最初から聞くのではなく、まずは調べてポイントのみまとめて聞くようにしています。そうすることで、自分の勉強になり、知識が増えていくと思っています。
あとは、来年は介護福祉士の資格の受験資格が取れるので、資格を取りたいです。
こう書くと、勉強ばかりで大変、のように聞こえてしまいそうですが、介護という仕事に対して理解を深めていきたい意欲が強いので、これからも頑張りたいと思っています。

駿河会の
好きなところを教えてください

お一人おひとりの入居者さまに対して、スタッフ全員が真剣に向き合っている姿がとても良いと感じています。
例えば、自室のこだわりが強い方で、スタッフに入られるのが苦手な方がいたとします。夜のトイレ移動は暗い分より危険ですから、車いすをベッドの近くに置きたいけれど、その方は車いすを触られたくない。ではどうしたらよいか。
こうした事があると、皆でこうしてみよう、ああしたらいいんじゃないかと相談していきます。一人で悩まず、皆で解決に向かって考え抜く姿勢がとても好きです。
1年目の私は、そうした相談の場で、知識が少なかったこともあり、あまり意見を言うことができませんでした。しかし、その場に混ぜてもらえることで、勉強になりました。
最初から「スタッフ」として一緒に向き合う大切な場にいて、先輩たちのその姿を見てきたから、自分もそうありたいと強く思うようになったと感じています。今は、私も積極的に意見を言うことができるようになれました。

入居者さまで、普段は柔らかいお食事を召し上がっていただいている方がいます。ですが、大好物のメニューの時は、ご家族の許可を取り、柔らかくせずにお出ししています。ハッピーターンがお好きなのですが、それもそのままお出しします。とてもよく召し上がっていただけているのを見て、食べて頂けるのは大事だなと思いました。
食が細くなられて、少し心配になった方でも、お食事前に大好きなチョコレートを食べるようになってから、お食事量がだんだんと戻られている方もいます。
それだけでも「口からお食事をする」事の大切さがわかるのですが、実は、お食事を噛み飲み込むという行為は、脳の活性化につながるため、認知症予防にもなっています。私はこれをお口の中を綺麗に保つ「口腔ケア」について学んだ時に知りました。
「食事は柔らかく」「食事前の甘味は良くない」などの枠に納めず、できるだけその方が摂りやすくお食事をしていただくことが、結果その方にとって良いことなのだと思います。
楽しくおいしくお食事を召し上がっていただき、その方らしい日々を送っていただけるよう、ケアを続けていきたいと思っています。

インタビュー日 2020年1月

ひとりで悩まず皆で考える。
皆で解決に向かう姿勢が好きです。

2018年4月常葉大学教育学部卒業後、介護職員として社会福祉法人駿河会に入職。特別養護老人ホーム晃の園にて勤務。
あっという間の1年を過ごし、日々「いいな」と感じられる事を大切にしながら、介護についてもっと知ろうと勉強中。

法学部から、介護・福祉の現場へ。
「話すこと」の大切さを実感。

2018年4月静岡大学 人文社会学部 法学科卒業後、介護職員として社会福祉法人駿河会に入職。特別養護老人ホーム晃の園にてユニットリーダーとして勤務。
趣味はクロスバイク。100㎞ママチャリで走ったことも。海沿いを通って浜松まで走破するのが今の目標。

子供の頃の「夢」が駿河会で現実に。
私の「未来」がここにあります。

2015年4月静岡県立大学短期大学部 社会福祉学科卒業後、介護職員として社会福祉法人駿河会に入職。特別養護老人ホーム晃の園にてユニットリーダーとして勤務。
「人を助けたい」という子供の頃の夢を晃の園にて叶えた。BUMP OF CHICKENのライブが大好き。

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