夕食は遅番に任せて、勤務終了。夜は自分の時間を過ごします。
新しいことに躊躇なくチャレンジ!
自分の未来が楽しみになりました。
最初は不安がありましたが、先輩・同僚のフォローや、勉強できる環境で、変わっていく自分を感じました。今では「話せる人」になれましたし、これからどう成長していこうか、とても楽しみです。
福祉の仕事に関わろうと思ったのは、祖母がきっかけです。私が高校の時に脳梗塞で倒れたのですが、自宅で介護をするのは難しかったんです。私でも見てあげられる環境や、資格があればいいのに、と思い、介護専攻のある短大に入りました。
在学中、合計で6回程実習があり、様々な施設に実習に行きました。そこで駿河会の晃の園に行ったんです。将来勤める可能性がある施設なので色々と見たのですが、「ここで働きたい!」と強く思ったのが晃の園でした。
介護は、連携・チームワークがとても大事だと思っています。晃の園の皆さんは、いい意味で言いたい事をどんどん言い意見交換をして、それをチーム全員で共有して活かしていました。それがとても普通で、皆さん温かく仲が良い事が心地よく思えたんです。短大の先輩も長く勤めているのもポイントでした。希望が叶い、今は晃の園で介護の仕事をしています。
介護の仕事というのは、簡単に言うと「その方が暮らしたいように暮らす手助けをする」事です。例えば、個人の好みや生活リズムに合わせるために、早く起きたいAさんは朝7時に起床の声かけをし、ゆっくり寝たいBさんには8時に声を掛けたりと、個人のペースを大事にします。また、介護と言っても、出来ることはご自身で行っていただくことも大事です。体は動かないけど意思決定が出来る方の支援として、お風呂の支度で言えば、服の選択はご自身が好きな服を選び、服を着ることをお手伝いします。
自立の姿勢を保ちつつ、その方のリズムに合わせて、その人らしく暮らして頂く手助けをするのが今の私の仕事です。お一人おひとりときちんと向き合っていけるので、いい関係が築けた手応えをしっかり感じられるのがとても嬉しいです。
仕事をはじめた当初は、初対面なのは私も入居者さまも同じなのに、緊張してしまってなかなかお声をかけられなかった事がありました。
でも挨拶が出来ない、会話ができない、って何も進まなくなってしまうんです。要求もお聞きできない、応えて頂けない。いざケアに入ろうとしても、なんとなくスムーズに進まない。よく知らない、話もしたことがない人にケアしてもらうのは、「あなたに?」ってなると思うんです。これじゃいけない!と思って、意識して自分から明るくどんどん話しかけるようにしているうちに、いつの間にか「いつもここにいるよ」という雰囲気で自然と話せるようになっていました。異動があって、新しいユニットで働き始めた時、「できてる!話せてる!」と気づいて嬉しくなりました。
そして、一つ超えるとまた新しい課題が自分の中で浮き出てくるようになりました。まだまだやることがある、覚えることがある、次は?次は?と先を見ていけるようになったのは成長だと思います。そして、駿河会はその「成長する先」をサポートしてくれるんです。「これやってもらっていいかな」と新しい仕事を任せてもらえたりと、頑張っていると必ず認めてくれ、新人でも頼ってくれる。その信頼を実感として得られるのはすごく嬉しいです。
もしその仕事が出来るか不安でも、わからないことがあったら何でも聞ける環境なのもいいと思います。
先輩方がフォローしてくれて大丈夫と思えるから、新しい事にどんどんチャレンジできるし、成長していく事に躊躇しなくていいんです。
だから今、仕事を始めた頃より確実に自分が成長している自覚があります。そして、未来を想像したときに、先輩がしているあの仕事を任せてもらえるかも、これが出来るようになりたい、とステップアップしていく希望も持っています。自分の未来が楽しみに仕事が出来るって、実は凄いことだと思うんです。
現在は、先輩や同僚のサポートもあって、ようやく慣れてきたところです。だからこそより一層気を引き締めていかなければいけないし、もっと沢山のことを勉強して吸収していきたいと思っています。
駿河会は、様々な内外部の研修があり、それに積極的に参加させてくれます。先輩や上司が、研修資料を持ってきてくれて勧めてくれるんです。参加したいと伝えると、それに合わせてシフトを組んでいただけるので、勤務時間内で勉強ができます。他の施設から様々な方が勉強に来ていて、色んなお話を聞く機会もあります。中にいたらわからないかもしれないことに気付けて、とても刺激になります。仕事の時間に仕事に役立つ研修ができるのは集中が出来てとてもいいですし、自分の時間を自分のために使えます。私はアウトドアが好きで、お休みの日にはキャンプやBBQに行ったりして満喫しています。この前は連休をいただいて、友達と温泉旅行に行き、完全にリフレッシュできました。仕事・勉強の環境と、お休みが整っているのは、個人的に「もっと仕事が出来るようになろう」というモチベーションに繋がっています。
4月になったら、新人さんが入ってきますから、私は「新人」ではいられなくなります。それまでには、先輩たちが私にしてくれたように、聞かれたら出来るだけ応えられるようになろうと思っています。それでもきっと、わからないことは出てくるんでしょうけれど、どんどん吸収して、先輩たちのように頼られる存在になりたいと思っています。
今担当させていただいている方の中で、うまくコミュニケーションが取れない方がいらっしゃいました。その方がおっしゃっている事をきちんとこちらが理解すれば大丈夫なのはわかっていたのですが、それを実行するのが難しかったんです。うまく出来なくて、自分の不甲斐なさに落ち込んだ事もあったのですが、私が落ち込んでいられない、と思い直し、お声かけやお部屋訪問を続けていました。
ある時、お菓子とお飲み物、自分用のコーヒーを持って一緒にお茶をしながらお話していた時、ふっとその方の心が開いたのがわかった瞬間が訪れたんです。本当に嬉しかったです。そこからは、穏やかにケアをさせていただいています。
おやつの時間に一緒に座って食べたり、一緒にラジオ体操をしたり、きちんとその方に合わせ、人対人として接していくことは、何気ないことのようかもしれませんがとても大事なんです。
この出来事は私の中で「介護」がどういうことなのか、を改めて気づかせてもらえる出来事でした。ずっと心に置いて、これからもケアをさせていただきたいと思っています。
9:00 出勤
9:30 口腔ケア、朝食片付け等
10:00 お茶のひととき
11:00 昼食の支度
13:00 午後の活動
16:00 夕食の支度
18:00 退勤
夕食は遅番に任せて、勤務終了。夜は自分の時間を過ごします。