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クロノマスター オープンは今年、ムーブメントや文字盤、そしてケースサイズも39.5mmの新型へと全面的にリニューアルされた。

Cal.3600は昨年の“クロノマスター スポーツ”や“クロノマスター オリジナル”に搭載されたものだ。クロノグラフ作動時にはセンターセコンド針が高速で動き10秒で1周する、このキャリバーがキーとなるのだ。デュフール氏がゼニスに在籍していた頃からの42mmサイズの旧モデルは現在生産中止となっており、2022年発売予定の新モデル“クロノマスター オープン”は3種類のオプション(シルバーまたはブラックの2種類のダイヤルを備えたステンレススティール製、シルバーダイヤルのローズゴールド製)を発売時に選択することが可能だ。また、Cal.3600のノンデイト仕様は今回が初となることにも注目したい。

Cal.3600のバリエーションが追加されたことは大きな魅力だが、この時計と過ごす上で最もインパクトがあるのは、39.5mm×13.1mmの新しいケースプロファイルだろう。「セラミックベゼルを取り除けば、クロノマスター スポーツと同じケースになるのでしょうか?」とマリエッタ氏に訪ねたが、「微妙に違う」との返答だった。0.5mm薄いことを考えると納得だ。最近、ある人と話していて、彼は新しいクロノマスター オープンのケースを、ロレックスのプレデイトナのクロノグラフにどこか似ていると表現していたが、これは正しい比較だと思う。ポリッシュ仕上げの滑らかなベゼル、先端が丸みを帯びたポンププッシャー、スリムなラグ、切り欠きのあるプッシュプル式リューズは、いずれもある種のツール的なメンタリティを感じさせる。

【2022年 新作】ゼニス「クロノマスター スポーツ スーパーコピー」にフルゴールドとバイカラー

自動巻き(cal.エル・プリメロ 3604)。35石。3万6000振動/時。パワーリザーブ約60時間。18KRG(直径41mm)。100m防水。

ゼニス「クロノマスター スポーツ」

クロノマスター スポーツ シリーズには、由緒あるムーブメントの最新バージョンであるエル・プリメロ 3600 が搭載されている。5Hz(3万6000振動/時)という高精度のムーブメントによって、1/10秒単位を精確に計測し、ベゼルと文字盤上で読みやすく表示する。持続時間にも改良が施され、約60時間のパワーリザーブを実現した。サファイアクリスタルのシースルー仕様になっているケースの裏蓋からは、ブルーのコラムホイールや、ゼニススターがあしらわれたオープンローターなど、新しい構造をはっきりと見ることができる。

クロノマスター オープンは、ラグからラグまでの長さがクロノマスターファミリーにおいて最も短いモデルだ。クロノマスター オリジナル(より薄い)の46.2mm、クロノマスター スポーツ(若干厚い)の47mmに対し、本機は45.2mmである。ロレックス(46.6mm: デイトナ Ref.116500)やオメガ(47.2mm: スピードマスター プロフェッショナル Ref.3861)のフラッグシップモデルと比べても、サイズは若干小さくなっていおり手首に収まりやすい。

 クロノマスター オープンのよし悪しは、文字盤の“オープンハート”の外観が好きかどうかで決まると思う。私の理解では、ゼニスは脱進機を露出させたこのスタイルの時計を初めて市場に送り出し、その過程で他の無数のブランドに影響を与えたと思われる。個人的にはこのコンセプトに少し抵抗があるが、ゼニスがこのモデルで、自然な非対称の文字盤レイアウトを、前世代よりも少しだけ美的に一貫させたことを高く評価している。

アップデートされたクロノマスター オープンの文字盤は、合計16個の部品で構成されている。みっつの円を重ねたヘサライトクリスタル製のウィンドウは、バランスホイール、パープルブルーのシリコン製ガンギ車(ゼニスのロゴである星の形)、そして秒針を浮かび上がらせている。新Cal.3604は、従来のクロノマスター オープンと同様、輪列の終端部にある地板とブリッジをわずかにスケルトン化し、脱進機の動作をより見やすくしている。

また、9時位置のランニングセコンドサブダイヤルを操作するために、ムーブメント内部からダイヤル上部まで伸びている4番車のピニオンを実際に見ることができるのもありがたい点だ。秒表示としては、決して視認性に優れているとは言えないが、露出した脱進機にフォーカスしていることを考えれば、それも致し方ないところだろう。


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