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機械式ムーヴメントならではの機能を楽しめるのは魅力

【外装について】

カットを加えて六角形に仕上げたベゼルが存在感を主張。ベゼルは六角形の六つの角に合わせて凹みを付けたデザインになっているが、ラグにもこの凹みデザインが採用されており、光の当たり方や見る角度によって陰影を生み出している。

ブレスレットはヘアライン仕上げのH形コマで、格子状の装飾を施した中コマを挟み込んだデザイン。大型のエンドピースを採用することでケースとの一体感が高められており、立体的で個性的な造形だが、時計全体のデザインバランスが統一された印象を感じさせる。

【文字盤のデザインについて】

文字盤はロベルト カヴァリ バイ フランク ミュラーのアイコンデザインのひとつである“蛇のウロコ”を思わせる幾何学的なフレームデザインを採用。ブルーのフレームデザインを透かして、搭載している自動巻きムーヴメントの造形をチラ見せするデザインがモダンな印象を感じさせる。

【ムーヴメントについて】

裏ブタはシースルーバック仕様。中央のサファイアガラス部分から搭載するスイス製ムーヴメントの動きと造形を鑑賞できる。汎用ムーヴメントのため仕上げや構造は簡素だが、機械式ムーヴメントならではの機能を楽しめるのは魅力と言えるだろう。

【バックルについて】

バックルはプッシュ式の両開き仕様。二重ロック式に比べると堅牢性はやや劣るが、バックルを閉じるとブラレスレットと一体感のある見た目になるため、ケース、ブレスレットのデザインとの統一感やバランスの良さは好印象と言える。


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昔のプロフェッショナルウォッチはスポーツとドレスの中間的な存在として、ジュビリースタイルのブレスレットがよく(常にではないにしても)装着されていた。

実はこのブレスレット形状もまた、過去への回帰のひとつだと考えている。昔のプロフェッショナルウォッチはスポーツとドレスの中間的な存在として、ジュビリースタイルのブレスレットがよく(常にではないにしても)装着されていた。タグが現代のコレクションでこのブレスレットタイプから遠ざかっているの見て、私はこの新しい3リンクの提案を受け入れたいと思う。つけ心地もいいし……そんなところだ。

そしてダイヤル。タグが言うようにスモーキーなフュメのエフェクトを施した水平ラインが刻まれたダイヤルだ。ブラック(写真)とブルーの2つのバリエーションがある。このダイヤルがノーチラスに似ていることは、ビギナーにもすぐにおわかりいただけると思う。これらが私が最初に、ふたつめに、そしてみっつめに気づいたことだ。正直なところ、まだ気づいていないこともある。額に手のひらを当てたくなるようなデザインのチョイスだ。40mmのケース、キラリと光るSSベゼル、そしてモダンなデザインのブレスレット。あと残るのは最後を締めくくるきれいなダイヤルだけである。

ロレックス デイトナ 偽物 40MM m116515ln-0019

18 ct エバーローズゴールドのオイスター パーペチュアル コスモグラフ デイトナは、アイボリーダイアルとオイスターフレックスブレスレットを備え、ブラック セラクロムタキメーターベゼルが特徴的である。

このクロノグラフは、我慢強いレースドライバーの究極の計時ツールとなるようにデザインされた。コスモグラフ デイトナは、誕生から50年以上経ってもなお、スポーツクロノグラフにおける比類なき存在として君臨し、時間を超越し続けている。

アイテム:腕時計

タイプ:コスモグラフ デイトナ

型番:m116515ln-0019

直径:40 mm

モデルケース

オイスター、40 mm、エバーローズゴールド

オイスター アーキテクチャー

モノブロックミドルケース、スクリュー式裏蓋、リューズ

素材

18 ct エバーローズゴールド

ベゼル

ブラックのセラミック製モノブロック セラクロムベゼル、タキメーター

リューズ

スクリュー式、トリプロック(三重密閉構造)

クリスタル

傷防止サファイア

防水性100 m/330 フィート防水

公平に見て、このダイヤルデザインをあるものとの関連を意識せず検証すると(そうすべきではないことだとわかっている)、とてもいいものに見える。美意識が高く、ダイナミックで、奥行きがある。しかし、あるものとの関連を意識すると、またノーチラスのことが頭をよぎり残念な気持ちになる。とはいえ、現在の市場にはデザインの領域において自由な発想のすばらしい時計が少なくない。例えば、1000ドルを切るティソのPRXがそうだ。この時計がロイヤル オークに似ていないとは誰も言わないが、しかし、この時計は価値ある提案の代表格となった。

この時計が提供するサイズ、大衆性、機能を考えるとダイヤルは本当にすばらしく、ほかのモデルを補完するものであり、あまり非難するのはやめよう。それに、そこまでに気になるなら同じサイズでフュメのないクォーツバージョンもあるのだから。この選択は理に適っていると思う。この時計は必ずしもマニア向けではなく、初めて高級時計を購入する人向けのものだ。彼らがいちばんよく見る部分にもっと高級感を出してはどうだろう?

ダイヤルには300mの同型機からいくつかディテールの変化をもたらされている。八角形のアプライドマーカーの代わりにスーパールミノバを塗布した台形の大きなマーカーが採用されているのだ。またベゼルには夜光が塗布されていないことも特筆すべき点である。私は多くの人が夜光付きベゼルを好むことを知っているが、それが省かれているのをうれしく思う。このような時計はシンプルで美しいのがいちばんだ。

シンプルに言って、やはりクローズドケースバックはうれしい仕様だ。Cal.5 自動巻き(ETA 2824-2ベース)ムーブメントを否定するつもりはないが、クローズドケースバックの時計には、どこか引き締まったよさがある。特に、かつてのタグ・ホイヤーのように日常使いの時計として購入される可能性が高いのだから、なおさらうれしい。