訪問先で掃除をしていると、ふと1枚のスケッチに目が留まりました。
ご利用者様のお孫さんが描いた「モズ」の絵でした。
絵画や彫刻などが趣味だったご利用者様にお孫さんがプレゼントしてくれた1枚とのこと。
「この鳥は何て名前でしょう?似ている鳥の写真を撮ったんですよ!」
「どれどれ、見せて~」
と、1枚の絵をきっかけに、話題がふくらみました。
「これは、ジョウビタキだね。孫の絵とは別の鳥。そろそろ見納めかな。
頭が銀髪で、からだに紋をつけているかのような白い毛が混じっているでしょ。
人懐っこくて、いつもペコペコ頭を下げて歩いてるよね。」
と、一目見ただけでいくつもの特徴を教えて下さいました。
山歩きも趣味の1つだったそうで、そこで出会った鳥や草花も自然に覚えたそうです。
利用者様の知識をわけていただくことで、読書をした時と似た新しい世界観の広がりを体験できるのも、この仕事の魅力だなと改めて感じた出来事でした。