年末の話になりますが、訪問先で嬉しい報告がありました。
その方は、一昨年の冬に退院して自宅に戻り、ベッド上での生活を送られていました。
ヘルパー以外にも、訪問看護や訪問リハビリ、ショートステイなど利用され、
ご家族様と複数の事業所で協力して、生活を支えていました。
最初はベッド上での排泄支援や足浴などが中心でしたが、
訪問リハビリでは端座位になったり、車椅子に座る練習もされていたので、
ヘルパーでも、まずは『端座位で足浴をすること』を目標に
支援させていただくことになりました。
そんな時は他事業所との連携で、訪問リハビリに同行させてもらい、
利用者様に合わせた支援方法を教わってから実施するようにしています。
最初は「痛いから」とベッド上での支援を希望される日もありましたが、
訪問を重ねるごとにお互いに慣れてくる部分もあり、段々と端座位での足浴が
できるようになりました。
そうなると今度は『車椅子に座って足浴をすること』と、目標もステップアップ!
またまた訪問リハビリにご協力いただいて支援方法を教わり、
ヘルパー内でも同行して伝達し、車椅子への移乗もできるようになったんです。
寝たきりの生活だった方が、1年経たずに起きて食事までできるようになる、
これって凄いことだと思います。
そして年末、その頑張りが「今年1年で1番頑張った、成果があった」として
訪問リハビリで賞状をもらったと、利用者様の笑顔を見ることができました。
私達ヘルパーも利用者様の力になれたのかなと感じられて励みになり、
何より嬉しかったのは、利用者様の表情がどんどん明るくなり、気持ちも前向きに、
意欲的になっているのがすごく伝わってきたことです。
また、多職種連携、介護技術の向上という点でも、
貴重な経験をさせていただけたと思います。
『お寿司を食べに行きたい』という想いがある利用者様、
目標に向かって、今年も一緒に頑張りましょう!