来所時に利用者様より、「今日はこれをみんなで読んでみよう」と提案がありました。
お孫様:「ばあば、教育勅語って知っている?」
利用者様:「知っているよ。でももうだいぶ忘れてしまったよ。子供のころ、教育勅語を式典の時によく言ったよ」
お孫様:「嘉響でみんなで読んでみたらどう?」という話になり、プリントを持参してくださいました。
[教育教育勅語」(きょういくちょくご:教育に関する勅語)とは、「大日本帝国憲法」(だいにっぽんていこくけんぽう)が発布された1889年(明治22年)の翌年、1890年(明治23年)に出された、教育の基本方針・国民道徳の基準を示した122代「明治天皇」(めいじてんのう)の言葉です。
口腔体操時に、皆さんで唱えてみることにしました。「昔は覚えていて、そらでも言えたよ」「今は最初の方しか覚えていないな」と仰る方もいました。
ご自宅での会話の中から、嘉響での活動が生まれること・ご家族の中で嘉響のお話の輪が広がること・生活の中に自然に嘉響が存在していることを嬉しく思います。
何気ない言葉には、活力の種が隠されています。その種を利用者様と職員で育て、活動の花が咲くお手伝いをしていきたいと考えています。