9月の台風15号の時の大雨では、静岡市は大きな被害を受けました。
大川地区でも、あちこちで大小の土砂崩れが発生した影響で
通行止めもあちこちで見られていました。
それからほぼひと月たった現在、災害の爪痕はまだ沢山残っていますが
通行が規制されている箇所は(大川地区では)ほぼ無くなっています。
頑張って復旧作業に励んでくれた地元の業者さんや
協力してくれた方たちには感謝しかありません。
そんななか、まだ自宅へ続く道が土砂崩れの影響で通行止めのままと
なっている利用者様がいました。
幸い、その方の自宅付近は問題はなく、自宅で暮らす分には支障はないというものの
山あいの集落のさらに上の方。近所の家も少なく、一人暮らし。
これまで週に複数回デイサービスをご利用いただいていて、
とにかくみんなと顔を会わせて、話をするのが楽しくて仕方なかった。
そんな利用者様が、この一か月の間、デイサービスに行くこともできず
人と会話をする機会が日常からほとんど奪われてしまっていました。
それが、ようやく最近になって、現場が徒歩でのみ通行できるようになったことをうけて
家族の方の支援のもと、デイサービスを再開できることとなりました。
その再開の日。利用者様は本当に楽しそうに過ごされ、そして沢山話をして帰られました。
その道を再び車が通れるようになるのは、今のところ何時になるのか
目途も立っていないようです。
それでも、週に一度のデイサービスの機会を大事にしながら
利用者様やご家族様と一緒に、道路が全面復旧するのを待ち続けたいと思います。