大したことじゃないけれど、大切な家庭内のことってありませんか?
家事動作の一覧みたいなものには入らないけれど、日々生活する中でおきること。
介護保険でヘルパーが行なう「生活援助」は呼び名が付いているものが列挙されていますが、
本当はそのカテゴリーにはないことで苦戦されていたり、手伝って欲しかったりします。
今回はその一例をご紹介します。
最近では見かけなくなったネジ巻き式時計のネジを巻く作業。
壁掛け時計なので、椅子などの上に乗らなくてはならず、一人で行なうには
ちょっぴり不安な作業。
ヘルパーが訪問すると「ネジ巻くから見てて!」とお声がかかりました。
なんと、ふかふかのソファに乗って作業をされています。
ネジを巻くと、次は時刻合わせ。
「今、何時だか?」とお声がかかり、ヘルパーが時刻を伝えると針をぐるぐる…
作業を終えるとスッキリしたお顔をされていました。
やりたい!と思う気持ちを『見守る』という形でサポートしたり、
そっと後押しして、『できた』喜びにつなげるのもヘルパーの役目です。