ヘルパーに訪問依頼される内容で多い1つに「掃除」があります。
お身体の具合やその方の生活状況、お一人お一人の習慣や意向、暮らしのスタイルに合わせてオーダーが入ります。
破損しているもの、汚れが目立つものは処分していいだろう…と、個人の価値観で判断して
単にキレイにすればいいわけではありません。
よそ様には汚い・もう使えないと感じるものでも、その汚れは使ってきた人にしかわからない思い出や味わいだったり、愛着があって手放せなかったりすることもあります。
利用者様のご自宅へ伺うということは、個人のプライベート空間にお邪魔することなので、
やってほしいこと/やってほしくないこと、触れて欲しくないもの、時には見て見ぬふりをして欲しいこともあると思います。
利用者様の心に土足で踏み入れることのないよう、距離感を確かめながら利用者様の気持ちとペースに合わせた対応が求められます。
その難しさ、奥深さがヘルパーの仕事の奥深さかな、と感じます。