最近、そろばんが話題になることが多かったので
職員さんが自宅から古いそろばんを持ってきてくれました。
商売用のちょっと大きな、五つ玉のそろばんです。
ある利用者様にこのそろばんを見せたところ
昔の話を沢山聞かせてくれました。
「昔、学校で習った」
「そろばんの〇〇先生の読み上げが上手くで、皆授業が大好きだった」
※名前までちゃんと!
「でも、指も動かさないと、計算できないので大変だった」
「先生は、大陸の学校に行ってしまい、残念だった」」
後で聞いたところによると、5・6年生だったころの話だそうです。
ちなみにこの利用者様は、今年97歳になられます。
と言うことは…ざっと85年前の記憶ですね、凄い!
そして、指で珠をはじき、計算も披露してくれました。
「1足す、2足す、3足す… 9足す、10!」
ちゃんと五十五になりました。
「懐かしいなぁ…」
昔々の記憶を簡単に呼び起こしてくれるそろばん。
他の方たちにも、色々話を聞いてみたくなりました。