毎月1回ある曜日で俳句の会を行っています。
この日に披露するために、俳句作りをされている利用者様がいます。
職員が隣座り、一緒に考えていると、「一句浮かびました!」と声を掛けてくださいました。
「雪ばれに 空の青さや 春近し」
雪が降り続く中、きれいに晴れた「雪晴れの日」
空を見上げてみると、澄み切った青い空
太陽が雪に反射をして、ピカピカ光り、芽吹き始める景色を想像しながら、考えてみたとこの句に対するエピソードを話してくださいました。そのエピソードを聞いて、ぜひ絵に起こしてみませんか?と声を掛けると、「いいね。でも絵かけないよ」とおっしゃっていました。
職員がフォローをしながら、色鉛筆や、絵の具(実は、綿棒に絵の具をつけて、ポンポンと色を乗せているんですよ)を使いながら、仕上げていきました。
出来上がると「いいね。私の俳句が活かされている。毎月1枚できるといいな」と笑顔が見られました。
額入れて飾ると、みなさんから、「いい句だね。絵が俳句を引き立てているね」と声が上がりました。
職員がフォローする部分もありますが、職員と一緒に活動をするところも嘉響の魅力の1つです。
そして「何か形に残るっていいね」という言葉が沁みる時間となりました。