テーマ)92歳女性。ガン末期。余命半年年(本人告知済み)。訪問看護など取り入れた方が良いと思われるケースだが、本人の希望もあり、実現していない。今後のサービス利用についてどのように考えれば良いか?
アドバイス内容)
・本人への告知が済んでいるものの、どこまで受容できているかが課題。本人の受容が進んだタイミングで訪問看護などのサービス利用を始めても良いのではないか。
・ガン末期で訪問看護を導入する場合、医療での扱いとなり、金銭面での負担がある。日々の体調変化、気持ちの揺れなどが考えられるため、本人の気持ちに寄りそうことができる訪問診療や訪問看護などの導入が考えられる。小さな目標を設定することで生活面で生きがいがでてくることもある。
・生活リズムを変えずに生活できており、同居家族が4人いることは、在宅生活を送る上で強みとなっている。胃癌のため、食べられないのかもしれないが、食事が食べられないと元気も出てこないため、本人の食べられるものを探すことも良いかもしれない。
・主治医に本人または家族に対して、今後の見通しについて説明をしてもらうことで最期に自分が行いたいことを見つけられるようにする。
・本人が家族に気を使って言えない部分は、ケアプランにもあるようにケアマネジャーやサービス事業所職員など本人が相談しやすい人が間に入ることで思いを伝える。
・家族がどこまで手伝うことができるのか介護力についても考え、必要な支援を行う必要がある。