藁科の山々も、ところどころ薄いピンクの色に変わり、キラキラした光がこぼれるようになりました。
「富沢の桜は咲いているな。ソメイヨシノじゃなくても山桜もきれいだな。」
「大原の方はまだ咲いていないよ。入学式の時に咲くかもしれないよ。」
と、送迎の車内や到着した玄関では、春の便りの話でいっぱいになります。
嘉響のある建物横の桜や、富沢病院の満開の桜を車中から見て、「今日は、散歩は桜を見に行こうよ」と、提案してくださいました。
「今年の桜はちょっと遅いかな」「去年もみんなで桜をバックに写真を撮ったよね」とうれしい言葉が飛び交います。
ご夫婦水入らずで撮影をすると、「何十年ぶりだな、一緒に撮ったのは。いつぶりになるかな。嬉しいよ。」とおっしゃっていました。
「目の保養」→「美しい物や珍しい物などを見て楽しむこと」を意味します。皆さんとのおしゃべりをプラスすることで、「心の保養」に変化していきます。これからも皆さんと一緒に感じ、心の拠り所になれるような嘉響を目指したいと思っています。