令和5年5月8日より、新型コロナウイルス感染症は5類感染症に分類し、少し窮屈な世の中から、イベントや、マスクの有無などが緩和されるようになりました。
地域の集まりやS型デイサービスは再開していますが、人が大勢集う敬老会の式典等は引き続き中止となり、お弁当や記念品を渡す形をとっている町内がほとんどだという話を耳にしました。また、利用者様からは、「同級生に会えることが楽しみだったけど、寂しいね。」という声が聞かれていました。
そんな中、嘉響は感染対策をとって営業をおこなっています。長年にわたり社会につくしてきたご利用者様を敬愛し、長寿をお祝い致しました。
昼食は、日替わりの敬老会お祝い御膳をお出ししました。
みなさんのお好きなものをご用意することはもちろん、五感を意識する食事を提供させていただきました。
①視覚・・・食べ物の色彩・盛り付け・メニューなどを目で楽しみます。
②聴覚・・・みなさんと食事する中での会話や、サクサク・パリパリなど、咀嚼音でより食欲がわきます。
③嗅覚・・・御膳から出てくる香りは、食欲を増進させます。
④味覚・・・甘味・酸味・苦味などを味わい、口いっぱいで楽しみます。
⑤触覚・・・箸で食べ物を切った時の感触や、お口に入ったお料理の硬さややわらかさを舌や歯・頬で感じます。
利用者様からは「目で楽しむ食事だねー。すごくおいしいそうだね!」と喜びの声を頂きました。
私たち職員は、みなさんの長寿をお祝い出来ることを嬉しく感じています。
冗談をおっしゃる方や、ご自分の体のために努力している姿をみると、その方が歳を重ねていること自体を忘れてしまうことがしばしばあります。ありがたいことに、日々職員は、そのパワーをたくさん頂いています。
これからもそのパワーをもとに、みなさんと一緒に活気ある生活を作り上げていきたいと考えています。