朝、開け放ったデイルームの窓から、機械の音が入ってきました。
窓際の洗面で手を洗っていた利用者様も
「お、やっとるな」
と反応します。
いよいよお茶刈りが始まったようです。
その様子は見えなくても、音を聞けばすぐわかる、そして思い出す。
「昔はこの時期になるとソワソワして…」
利用者様に職員も混ざって、思い出話に花が咲きます。
昔からこの大川地区で
その様子を替えながらも、ずっと続いてきたお茶の仕事。
ほとんどの方の記憶にしっかりと刻まれているようです。
さてしばらくは、その皆さまの大切な記憶を紐解きながら
思い出話に花を咲かせつつ、この季節を過ごすとしましょう。