「今日は七夕さんだね」
山間部では、旧暦で8月7日を七夕行事を行っているそうです。
送迎に行くと、家の前には笹が飾られ、折り紙などで飾りつけや願いごとが書かれたものを目にすることがあります。
「昔は飾ったんだけどね。」
「今の衆はやらなくなったよね。」
という声を頂き、嘉響では1週間を七夕週間と題して、願い事を書いて、ご自分で笹にこよりを付けて頂きました。
「足が良くなりますように」「嘉響にずっとこられますように」
と、願い事は様々です。
また、七夕にちなんだ俳句を書かれた利用者様もおられました。利用者様の中には、「時を書くことがめっきり減ったね」とおっしゃる方もいらしゃいました。
ご自分の思いを字という形にしていくこと、鉛筆を持って字を書くことは、脳の活性化につながります。
また、こよりを結ぶことは指の体操、手を伸ばして高いところに、こよりをつけることは、腕の体操になったりします。
(裏にはこんな意味がありますが、その内容も利用者様に伝えています。)
また、薄れゆく伝統を聞き、みなさんで共感し、実行していく場所が嘉響でありたいと考えています。