テーマ:広報の取り組み~いのち支える自殺対策~
・日本では、自殺対策基本法に基づき、毎年9月10日から16日を「自殺予防週間」、毎年3月を「自殺対策強化月間」と定めて啓発活動を推進している。近年、コロナ禍、新学期の始まりで若年者も含めた自殺総数が増加している傾向にある。当法人としても、1年に1度ストレスは行っているが、高ストレス者の産業医面談までには実績としてあまり結びついいてない状況がある。今回は、個人で行うストレスチェックを通して、自分のストレスを自覚し、日々の業務についても再確認するきっかけになればと思い勉強会のテーマとした。
・自殺予防の取り組みの中で「ゲートキーパー」という文言がある。ゲートキーパーの役割を期待されている職種の中にケアマネジャーも含まれている。地域包括職員に対しては、研修を通して周知が図られている。ゲートキーパーとは、自殺の危険を示すわずかな異変に気づき、適切な対応(悩んでいる人に気づき、声をかけ、話しを聴いて、必要な支援につなげ、見守る)を図ることができる人のことで「命の門番」とも位置付けられる人のことを指す。孤立・孤独を防ぎ、支援する。ケアマネジャーや地域包括職員も専門性を持って関わり、それぞれの立場でできる事から進んで行動していくことが自殺予防につながる。ゲート―キーパーになるための必要な研修も整えられているため、興味のある人は厚生労働省のホームぺージにて内容を確認できる。ゲートキーパー研修についても案内が記載されている。
・個人ワークとして、不知火式ストレスチェックを行った。各人が合計点数を計算して、自分がどの程度のストレスを抱えている状態なのかを把握した。質問項目と回答を見直すことで自分なりに負担と感じている部分の再認識につながった。仕事内容の見直しで改善できる部分があれば、安定した勤務の継続が可能となると思われる。