ある日、利用者様と本を見ていると、「これ!いいじゃない?」「これ作ってみたい」と声があがりました。
利用者様と作る日や必要な物品はなにか、一緒に考えることにしました。
「おりがみは黄色があるといいね。」「何か好きな字を書いてもいいよね」とアイデアが出てきました。
実際作りはじめてみて、「ここに絵を描いたほうがいいかもしれない」「色鉛筆を使ってみよう」と本から一歩飛び出した作品を2週にわたって仕上げていきました。
「うちに帰ったらお父さんに見せるね」「玄関に飾ってみようかな」
「作った工程を話してみようかな」「おみあげができた」と喜ばれていました。
何気ない会話から、本を越えたアイデアが出てき、オリジナリティあふれる素敵な作品を仕上げることができました。
作る工程を一緒に考えることで、当日のワクワク感につながっていきます。アイデアを取り入れ、利用者様の創造を引き出し、その方らしい作品を作るお手伝いをさせていただいています。自宅でのお楽しみや、話題の種になることで、次の意欲につながっていくのでないかと考えています。
これからも利用者様の声を大事に、活動へつなげていきたいと思っています。