ある日 利用者様から、「餃子と言えば、焼き餃子だよね。ぱりぱりのあつあつの餃子を食べてみたいよ」という声を頂きました。
そこで栄養士と相談をし、焼き餃子を提供することになりました。
実は栄養士さんラーメン屋でアルバイト経験があるそうです。みなさんに伝えると、「今日はラッキーだね。本場の焼き方の餃子が食べれるね!」とみなさんから喜びの声が聞こえてきました。
嘉響では、ご自分の食べる量をご自身で決めて頂いています。
「いつも3つしか食べないけど、今日は焼き餃子だから、4つにしてみようかな」
「いいにおいだね。5つもらえる?」と。
食べてみると、「パリパリでお腹いっぱいだよ。」「すごくおいしかったよ」といつもより、食が進む利用者様が多くいらっしゃいました。
「またおいしいものが食べたいね」という言葉を励みに、今日嘉響に来てよかったなぁと思える場所を一緒に目指していきたいと考えています。
嘉響では、「利用者様の声・気持ち」を大事にしています。
言葉にすることが上手な方もいれば、秘めた想いがある方もいます。「この職員になら話してみよう」と思う利用者様もいらっしゃいます。また、言葉だけでははない、視線や、行動、ジェスチャーからの発信で利用者様の気持ちに気づくこともあります。そんな合図を見逃さないよう、利用者様の声に寄り添い、毎日を過ごしています。