三階で野菜を始めて、2年目の夏を越しました。
この活動が始まったきっかけは、職員が自宅でうまく野菜を作れない話を利用者様に投げかけると、「ここで作ってみたらどう?教えてあげるよ。」という言葉がきっかけでした。それから、他の利用者様も参加するようになり、いろいろな野菜を作るようになりました。野菜の植え方、消毒の仕方、虫の退治の仕方など、さまざま教えてくださるようになりました。できた野菜が、どうやったらおいしく食べれるかレシピを教えて下さる方もいます。
ある日、三階へ行くと・・・。
「ちょっと来てごらん!これ間引きしたのだから、サニーレタス植えてごらん。」
「この棒を使って、少し植えるところを作ってあげるいいよ。サニーレタスはすぐ根がはるよ」
と声を掛けてくださいました。
利用者様の中では昔から農家を営んで来られた方も多いのですが、もちろん現役でやられている方もいらっしゃいます。しかし、高齢になって、役割としての農作業を行うことが少なくなっているのも現状としてあげられます。
孫世代の職員に、野菜作りを伝授することを生きがいと感じている利用者様も多いようです。そんな気持ちに寄り添い、教えて頂ける幸せを日々感じています。