利用者様宅で、普段離れて暮らす娘様から伺ったお話。
「モノやコトには時期があるんですよね。
今年のその時期を逃してしまったら、また来年ねって、
簡単に言えた年頃を過ぎてしまった気がします。
来年が当たり前にくるなんて思ったらいけないですね。
母のために、しいては自分のために、今できることを
チャンスを逃さず実行していかないとって思います。」
そう仰り、お母様のためにできることを一生懸命にやっていらっしゃいました。
別のお宅の軒先に、大きな梅の木を見つけました。
今年は全国的に梅が不作だと言われる中、梅の実の重みで枝がしなっていました。
こちらの利用者様。
以前は、自宅の梅園で採った梅150㎏を梅干しにしていたそうです。
梅仕事の工程は体が覚えているようで、丁寧に教えて下さいました。
ご自分でできなくなってからは、梅を買い取る業者に売り、
今は欲しい人に自由に採ってもらう程度でただ眺めるだけになってしまった、と
少し寂しそうにお話して下さいました。
あなたが、今やりたいことってなんですか?
そんな問いかけを頂戴した出来事でした。