大川デイサービスのある日向地区で、静岡県の無形民俗文化財にしていされている”七草まつり”というものが毎年行われています。
”日向の七草祭”は、旧暦の1月7日に福田寺観音堂という所で行われるのですが、その歴史は古く、寛永21年(1644)に記された詞章本も残されているというから驚きです。
祭りは午前中に行われる日の出の祈祷と、田遊びが行われる夜祭りとで構成されています。メインとなる夜祭りは、にぎやかに、かつおごそかに行われ、多くの客で賑わう大川地区の一大イベントとなっています。
職員の中にも『今年は祭りの当番だから忙しい』という方もいて、デイサービスのあるこの日向地区全体で、お祭りムードが徐々に盛り上がっているといった感じです。
そんなお祭りの決まりのひとつで、夜祭の舞台に上がる者は川に入って身を清めるという習わしがあります。その時には、服を脱いで下帯(したおび)だけになるのですが、その下帯は地域の皆さんが手分けして制作にあたるそうです。
ちなみにデイサービスでも毎年この手伝いを頼まれていて、今年も利用者様にも協力をお願いして、下帯作りが始まっています。
まさに、地域の中で、地域のために、地域とつながる、そんな針作業を、利用者様は皆楽しんでいらっしゃるようです。