7月末 K様の退院前カンファレンスがありました。
先生からは「せん妄が強いため、御本人が安心できる環境に
早く戻してあげることがKさんにとっては一番いいんです。」と
話され、御本人、家族の希望も「不安はあるけどできるところまで
在宅でみたいです。」との事でした。
病院では酸素量が4リットルの時もあり、無呼吸状態が時々ある
という状態の方の在宅生活を支えることに正直不安はありました。
でも、ご家族の強い思いに心打たれ8月から訪問することになりました。
K様が在宅に戻ると、心配されていたせん妄も軽く、家族を困らせることは
ほとんどなく、「やっぱり家に戻ってきてよかったですね~」と奥様と会話し
食事も食堂で食べたり、夕方の涼しくなったころに奥様と散歩に行ったりと
奥様自身も在宅介護を楽しんでいるかのように思えるくらいでした。
奥様と「退院して1か月が経ちましたね~」と話した次の日に発熱し入院となり
9月25日お亡くなりになってしまいました。
ご家族もこれから、ショートステイの利用を考えていた矢先のことで
びっくりしたようですが、御本人の『家に帰りたい』という希望をかなえ
家族全員で介護できたことに満足していたようにも思えました。
ご冥福をお祈りいたします